函館にいる伝説のヒラメ釣師と、知内方面のサーフにヒラメ狙いに行ってきました。
道南はサーフヒラメが本格的に楽しめる季節になってきました!ルアーケースをサクラマスから、あんまり変わらないけどヒラメ仕様に変更して、綺麗すぎて使うのが勿体ないと思っていたミノー関係も、ソゲ地獄からの脱出のために総動員。
今回の知内方面のヒラメ釣行の同行者は、ヒラメを愛し1年の単独釣行回数150回。1年に釣り上げるヒラメの数は100匹を何年も下回ったことがないヒラメ師の友人バス。
普段は単独の釣りを愛する彼をなんとか説得して口説き落とす事に成功しました。
伝説のヒラメ師との夢のような釣行日記
伝説のヒラメ師バスは、漁師の家系に生まれた魚をとるためのサラブレット。父である浩二から、ショア、オフショアフィッシングのすべてを叩きこまれて、小さいものはチカからマグロまですべてを釣りつくしてヒラメに落ち着く。
ここ数年は殆ど単独釣行ばかりで、ポイントも誰もいなかないような磯や泳がなきゃ行けないサーフなど。釣ったヒラメはなるべく海の中で針を外し、なるべく触らないでリリースする。
釣りのスタイルは普通の人とかなり違うが、そんな特殊なスタイルも長年ヒラメを釣り続けて、彼なりに導きだした最もベストなスタイルなのであろう。
今回は、最近の朝は早いので、寝坊しないようにポイントへ前乗り。夜は暇つぶしのロックや投げ釣りに付き合ってもらって、朝は知内のサーフへ移動し、伝説のヒラメ師との濃い~釣りを楽しむと。
●以下伝説のヒラメ師=バス
涌元方面で投げ釣り
涌元方面に到着したのは夜の9時。港内で夜マコでもと思っていたけど、投げるポイントがないくらい投げ釣りさんが入っていて、この漁港はあきらめて更に奥へ。
ここは誰~もいない。
イソメをつけて、適当に船道にキャストして、ロックを楽しんでいると、竿先につけたぎょぎょライトがブルンブルン揺れている!!!
ルアー釣りもいいけど、投げ釣りの竿先が反応する瞬間も本当にたまらない。
雰囲気的に飲み込んでいるっぽいから、合わせもしないでグルグルリールを巻くと、ニョロニョロっとした魚体が見え、過去に50オーバーのグロいやつを釣ってから嫌いになった、ギンポ・・・・・・。
このギンポは見た目はグロいけど、かなりの高級魚で、これからは皆さん!リリースしないで食べてみてはいかがでしょうかw?
触るのを嫌がっていると、スッと現れて、スッと針を外し、海にリリースするバス。
ボーっと海を眺めているヒラメ師の横でキャッキャとキャスティングを続けて、チビソイ少々を釣り上げて、「そろそろ戻ろうか」と再度涌元方面へ。
夜の涌元方面でイカ・ヒラメ・ロックフィッシュ!
海は数日続いた雨でかなり濁りが入っていて、それでも時折、ぽちゃっと水面に餌を食べにくる魚が多く活性は高いようす。
またもやただただ海を眺めるヒラメ師の横で、まずはロックを狙おうと光と暗闇の境目を、キラキラに目立つワームでリフト&フォールしているとゴゴっと強い当たりと共に上がってきたのは25センチのソイ。
小さいけど、元気がよくめちゃくちゃ引いて楽しかった。リリースしようとすると「おっソイか。食べたいな」と見事なスピードで神経締めと血抜きをする。
ロックを楽しんでいると、ゆら~ゆら~と目の前に浮いてくる平べったい魚。
「あっ!ヒラメ!」
30センチくらいのソゲで、小魚を捕食しにきたんだろうけど、ゆっくりゆっくり水面を徘徊する横にミノーをキャストするも、スッと寄ってはくるんだけど、すぐに潜ってしまった。
その後はヒラメも一緒に狙いながらキャストしていると、アメマスっぽい魚が通り過ぎたり、イカの群れが通り過ぎたり、なんとも飽きない漁港だ。
イカを発見して、足元を見ると
最近釣り上げられたと思われる、イカの墨が凄い事に!さっき群れもいたし、ロックからエギングに変えるもイカパンチ一回で、眠すぎて翌日のヒラメ釣行に向けて仮眠をとることに。
いよいよヒラメを極めたヒラメ師と知内のサーフへ!
薄暗いうちから知内のサーフに入りキャストを開始する僕。
ヒラメ師バスの格好は独特で、彼はいかにもな格好を好まない。極限まで軽量化された彼の格好は、ウェーダーなど穿かず、ベストやヒップバックすら持たない、近所のコンビニに買い物にでも行くような格好。
「それ濡れない?」
「多少はね。海だし重いものは嫌いなんだよ」
ヒラメを素早くかけて、素早く釣り上げて、素早くリリース。
バスの格好はサーフでヒラメを狙うアングラーの常識をこえた格好だけど、ロッドとリールに対してのこだわりは異常で、長年のヒラメ釣行で選び抜かれたロッドリールは
- ロッド~モアザンブランジーノAGS 1010ML/M・J
- リール~12イグジスト軽量化仕様
サウスポーなんで右巻。身長が190センチ近くあり、長い手からしなやかに振られたモアザンブランジーノが弧を描く様子は、横で見ていても美しい。
限りなく軽量化された釣りファッションに、これまた軽量と繊細さを意識した最高級タックル。右肩にはトートバックとか、これまたびっくりするような釣りファッションである。
トートバックの中身は、ルアーケースと、水と軍手とペンチのみ。
伝説のヒラメ師のルアーケースが一番気になるところで、ちょっとだけ加工を加えられたダイソージグが4つに、赤金のワーム1個のみ。
彼に言わせると、ヒラメは地形変化と潮でルアーはそこまで重要じゃない!
潮目が確認できるまでランガンスタイルの僕と違って、ルアーを4方向に通して、ルアーから感じる潮の流れでポイントを探るバス。
ある程度ポイントが決まると、ランガンはせず一つの潮目に対してちょっとずつ角度を変えてアプローチしていく。
綺麗な朝陽が上りはじめ、ふと振り返ると、バスとは200mくらい離れてしまっている。そして、遠目ながらも、腰まで海に入って黙々とキャストを続けるバスが見える。
「あれ?あいつウェーダー穿いてなかったよな・・・・5月だぞw」
彼に常識は通用しない。
キャストする度に肩にかけたトートバックがグルんと回転し何度もかけなおし(邪魔なんじゃん・・・)、時おり肩をつらそうにまわす(肩こってんじゃん・・・・)。
そんな人とは違った感覚を持った伝説のヒラメ釣り師バスとの釣行は学ぶべきポイントが多かった。
気になる釣果は、腹が真っ白な天然のヒラメちゃ~ん
う~んと、朝6時の満潮直前くらいに、綺麗にできていて潮目の切れ目を狙って遠投。着底させてゆ~っくり巻き始めるとコツっと何かあたったような感触があって、そのままゆ~っくり巻いてくると、20mくらい巻いたくらいでコツッ。
スッとストップを入れるとゴンッゴゴゴ~っと明確な当たりがあり、サッと合わせてのソゲの呪いからやっと解放されましたとさ。
腹は真っ白で天然のヒラメちゃ~ん。
ルアーは眠たくて忘れましたw たぶんキラキラしたシルバーのジグをただ巻き。
最後に超軽量化した格好で、ウェーダーも穿かず、長靴のままで腰まで水に浸かってランガンしていた伝説のヒラメ師の長靴の画像でしめたいと思います。
次回もバスは同行してくれるそうなので、釣りの格好以外で色々学んで、学んだ事をブログにアップさせていきたいと思います。
追記:今回の釣行で海の底へと消えたルアー達
根が少ないサーフだからロストはしないだろうと思っていた今回の釣り。
涌元でロックをやった時にますはダイワの鮃狂をロスト・・・・・。
アピール度抜群でいかにも釣れそうなフラットジャンキー。ラメがめちゃくちゃ綺麗でパソコンデスクに飾っておきたくて購入するも、やっぱり使ってみたくなって濁いが強い中でソイを数匹釣ってロスト。
そしてこの日、一番きつかったロストがこれ
今、アマゾンで見たら1100円程度だけど、僕が買った時はフック付きで2000円くらいした・・・・・。たぶん、フラットジャンキーをロストした時にノット部分が少し弱って、サーフにいってリーダーを結び直さずに勢いよくキャストしたのが原因だと思う。根がかりじゃなくて、リーダーごと吹っ飛んでった^^;
熱砂スピンゲームは大事にしすぎて、これを使ってヒラメを釣った事はないけど、まじで気持ちよく飛んでいき飛距離は抜群!
一部では泳ぎの面で評判が悪いみたいだけど、沖の地形変化や潮目を狙いたい人にはおすすめのルアー。
この日のロストはお金して3000円のロスト!!!
釣れたからいいけど、伝説のヒラメ釣師バスを見習って、ダイソージグでどこまでいけるか模索した方が良さそうな気も・・・・・。
ブレードつけたり、ラメの塗装ぬると、高いやつと変わらんもんねw