ヒラメのヘラ引き漁師さんの話しを聞いて、アングラーが釣果をあげるためのヒントを探る
道南ならどこの漁港でもやっている漁師さんがいると思うのですが、つい先日ヒラメのヘラ引き漁師さんに色々質問してみた。意外と魚の事ってアングラーの方が理解している事が多いと感じるのですが、仕事でやってるくらいだから、釣りにも応用できる技術ないのかな?と思ったもので^^
ちなみに函館周辺でヒラメ漁だけで食っていくのは無理!だそうです^^;
そこまでお金にならないから昔からの方法で、他の漁の合間にゆる~くやってる感じですね。
ヒラメのヘラ引きとは?
●参照→マリンネット北海道
ステンレス針金(19~21番)の手元道糸にヘラ(潜行板)を付け、その下にナイロンテグス12~14号を幹糸として擬餌針を5~8本付けています。
船の速力を微速(2~3ノット)にして釣獲します。このとき、道糸は水深の1.5倍程度まで伸ばしています。ヘラの大きさは、水深や潮流に合わせて変えています。
まさにヘラの下に針を何本をつけて、針にはワームだったりヒラメが反応しそうなルアーを付けて、船をトローリングさせながら釣る漁です。どこの海でも見かけるのですが、ヒラメシーズンにゆっくり船が横に移動していたら大抵はヘラ引きですかね。
函館周辺で行ったらヘラ引きポイントが最も近いのが下海岸なら→小安漁港で、上海岸だと中の川漁港がそれっぽいんだけど見間違いかもwいい感じにジグが届かないくらいの距離なのがニクイ。
どこの漁港でもやっている人はいます^^
ヒラメのヘラ引き漁師さんに色々聞いてみた!
釣りに役立つがどうかはわかりませんが、シーズンになると毎日海に出ては漁をしているくらいなんで、もうちょっとヒラメの事を知れるチャンス!だとは思っているんですがどうなんでしょう^^
時期は取りあえずやってみる
漁師さんによってそれぞれやり方は違うと思いますが、時期になったらとりあえずやってみて数枚釣れだしたら本格的に始めるようです。水温とか魚探でベイトを意識しているのかな?と思ったのですが適当!
もうちょっと岸寄りサインを聞けるかな?と思ったのですが残念です。
水深は大体10~15mラインがメイン
シーズンになると最も釣れるのがこのラインだそうで、たぶんもうちょっと浅瀬も深みにもいっぱいいそうだけど岸から近いし調度良いんでしょうね。状況にもよるけど、このくらいの水深がヒラメにとって良いみたい。
色んな水深で反応を見ても、やっぱり10~15mラインの反応が濃く、浅くても漁はできるけど数がいないから釣れないと。
一番ヒラメ釣りで楽しいのがサーフだと思っているんですが、やっぱり効率が悪いって言われるサーフが一番きついんですね~。いつくような個体か、ベイトと一緒に入ってきた個体狙いですもんね。釣りたかったら水深のあるエリアか漁港、磯なんかがベスト^^
ポイントはどうやって選んでいるか?
「ヘラ流す場所は何か所かある。でもまぁいつも一緒だな」
大体いる場所はやっぱり決まっているようで、ここの棚に合わせてここまで進んだらストップな感じでおおざっぱw引っ掛かる事もあるので、把握しきった地形で水深を合わせてヘラを引っ張る感じかな。
ちなみにポイントとなっている場所は、その周辺で比較すると地形変化ポイントで、安定して潮目ができるような場所でした^^
ワームのカラーで釣果の差って出ますか?
漁師さんによってタコベイトだったり、ワームだったり色々あるようですが、聞いた漁師さんはそれぞれカラーの違うワームをつけていて、釣果の差について聞いてみたんですが。
「いっつも違うからわかんねーな 一緒だと思うど」
じゃあ何でそれぞれカラー変えるんだろう?って話しですが、昔から何となくカラー変えてやってきたからだそうで、どれでも釣れて海のコンディションがかわれど差を感じられないって話しですね^^;
やっぱり朝マヅメが一番強いんですか?
「んだな朝だな。」
とは言うものの、昼と夕方は?と聞いたら、朝しかやらないそうで比較できな~い^^;魚が濃くて潮が良い日は長く釣れるってのは聞いた。
潮の変化によって釣果の違いは?
「うーん潮はやりやすい日は釣れるな。イワシいる時はやっぱりいーど。」
若潮や大潮と色んな日がありますが、釣れているシーズンは特に大差はなくその場所の潮加減次第だそうです。同じ小潮でも日によって全然違ったりするし潮よりそのエリアに魚がいるかどうか?の方が大事。
地域によってカタクチのところもあるようですが、函館だとやっぱりマイワシが入っているとストーカーヒラメさんの量が明らかに増えるみたいですね。
棚で釣果変わります?
「これが一番大事だな。同じとこ引っ張っても棚違うと何も釣れねーど」
以前別の人に聞いた話しで、同じ方法で同じポイントでヘラ引きやったにも関わらずその人はボウズで、いつもやっている漁師さんは11枚と差が凄かった話しを聞いたんですが、違いは棚だけだった。
釣れなかった人は浮かせすぎで、釣れた漁師さんは知っている地形だから攻められるので底に近い棚を流していただけ。イワシが大量に入っている漁港とか、活性が高いと表層を泳ぐイワシを5mくらい底からバッフンバッフン泳いできて食いあげたりしてるんですけどねw
ヒラメのスイッチ次第だけど基本は底から1~2mがベストと^^
ヒラメはレンジキープ!でも集中しすぎると飽きるんですよねw
場所・棚・ベイトが大切
特に新しい発見はなかったけど、考えてきた事の裏付けはなったような気がします^^
変わらず釣れているポイントの良い時間に、レンジをしっかりキープして粘ると。ベイトがたくさんいたら、ヒラメもたくさん釣れるチャンスですよー。
マヅメに起きれなくて、近場で済ませたくて、サーフで釣りたくて、適当に入った昼に釣りたいと欲張りな事を考えている僕が釣果が上げるためのヒントはなかった・・・・・。
あっそれと印象的な話しになってしまうのですが
- 最近は大型のヒラメが釣れなくなった
- 海が荒れ気味の方が大型が釣れる
こんな話しもしてました。
かなり前は座布団もそこそこ釣れていた函館周辺ですが、最近は40前後くらいばかりで大型が減っているそうです。他の漁師さんも同じ事言ってたな~。
海がシケた時の方が大型のヒラメが浮いているらしくて、それが定置に入るようですがそれも最近はなくなったと・・・・・。シケて底荒れなんかしている時は浮いてるんですかね。