ヒラメをたくさん釣るために、ヒラメの生態や釣り方をお勉強してみる
いるかいないかわからない大海原に、ただただルアーを沈めては巻いてを繰り返す拷問のようなヒラメ釣り。釣れない日が2・3日程度だとまだ我慢できるけど、1週間とか10日くらいになってくると心がポッキリ折れて、釣りの楽しさを見失うことすらある忍耐が必要な釣り・・・。
そんな中でいきなり釣れるから感動もひとしおだったりもする。
でもいっぱい釣りたい!ソゲじゃなくヒラメを釣りたい!食べたい!そう考えいてる人はたくさんいらっしゃるんではないでしょうか?
沖に出たら問題は解決!けど三半規管が異常に弱い人間は、釣れない事より船酔いの方が拷問なわけで・・・・・。そこで!ヒラメシーズンに向けて、ショアでヒラメをストリンガーいっぱいになるくらい釣るための、夢物語のような方法を調べながらやんわりまとめてみたいと思います。
ショアからヒラメを大量に釣る方法
函館に帰ってきて、まずはヒラメのポイント探しから始まり、ボウズを喰らいながら頑張ってきて数年。まだ噴火湾方面は行けていませんが、他のポイントだと自分が入ったり、周りの釣り仲間の情報などもあったりと、時期や魚影などが大体わかってきました。
ヒラメの基礎知識
- 釣りシーズン~5月~12月
- ポイント~サーフ,磯,漁港
- 食べて美味しい季節~10月以降 夏はまずい
- 死んだ魚も食べる事がわかった雑食性。
- 一番積極的に捕食する時間は夜中。
- ショアから狙える時間帯~1日中(マズメが一番)
- 釣り方~餌の投げ釣り ルアー釣り 泳がせ釣り
- 視力~魚の中では抜群によく、視覚中心の捕食スタイル。色盲が多い中、赤・青・緑・紫外線が見える珍しい魚。
- 活性が上がる海水温~18度~20度
これを見ると、色んな色が見えているからこそ使っているルアーもカラーもバラバラで、赤金押しの人が多いけど、気分展開にカラーをコロコロ変えてやっても、どれもヒラメは見えていると。ヒラメ専門のルアーがアピールが強い派手なものが多い理由が頷けますね。
ワームで狙う時も、ラメラメのワームのシャットテールで尾っぽをブルンブルン震わせてアピール。視覚に頼る捕食スタイルゆえに底荒れや、濁いにはめっぽい弱いようです。
それと一番積極的に動きまわって捕食する夜ヒラメが気になって仕方ない!函館周辺では見かけないけど(見えないだけ?)、積極的に動きまわる夜中専門にヒラメを狙っている人は全国には多いようです。
ヒラメの捕食スタイル
以前も紹介したJohn Skinnerさんのヒラメ捕食動画。これを見ると、基本は砂の中や岩などに擬態してベイトが目の前を通るまで待機。
目の前を通っていきなり飛びつく個体もいれば、しばらく追っかけてフッとワームの動きが遅くなった瞬間を狙って捕食していますね。追いついたら一気に飲み込んでるけど、タイミングをミスった時はテールをついばむような感じ。
3分30秒くらいで、動いているワームがリフトからフォールして着底しちゃうと、一気に興味を無くして、他の動いているワームを追い始めるのを見ると、ストップでフォールする分にはいいけど、着底して動きをとめちゃうのはまずいのかもしれない。
しつこく何度も食らいついては食べ損ねて、また追って食らいついて、こんだけしつこい魚がなかなか釣れないって事はサーフにいるヒラメ自体が少ないんでしょうねw
捕食動画を見る限りでは、やっぱり目の前にルアーを通して気づかせさえすればなんとかなりそう。って事でルアーの事を考えるより、ヒラメがいるポイントにキャストするのが大事なようで、次はヒラメがいるポイントです。
ヒラメがいるポイント
魚は基本、生きるために無駄な体力を使わないようにして、餌のある場所で効率よく捕食をしていて、ヒラメで言うとベイトが多いポイント。このベイトが多いポイントを考えるとヒラメのいる場所もわかってきて、ベイトはベイトで餌となるアミやプランクトンが集まりやすい場所を好むので、結論はプランクトンが多くいる場所。
プランクトンが集まるポイントは潮の流れがある場所。
- 速い流れと遅い流れがぶつかってできる潮目
- 淡水と海水がぶつかってできる潮目
- 温度が違う潮がぶつかってできる潮目
この潮目ができると酸素が豊富になってプランクトン集まって、それを捕食しにベイトが群がってベイトを食べるためにヒラメも集まる。酸素が豊富で魚の動きもよくなって、積極的に捕食もできると。
広大なサーフだったら潮目や離岸流がヒラメを狙うには基本のポイントで、その他で言ったらベイトがヒラメなんかのフィッシュイーターから隠れられる沈み根や地形変化があるポイント。
離岸流に関しては海が穏やかすぎると「えっどこにあるの?」って感じなんだけど、一番わかりやすい動画が、この空撮動画。打ち寄せる波に対して沖にドンドン流れているポイントです。
この離岸流と打ち寄せる波の際部分をヒラメマニアの方々はよく狙ってますね。
ヒラメを釣るためのルアー
「ヒラメ ダイソージグ」で検索したら、皆さんダイソージグでバンバンあげているんで、ロストしたらその日の釣りが集中できなくなるくらいショックを受ける、高いルアーはいらないと思います・・・・・。
僕はコレクションしたいんで買いますけど^^
釣れた時の印象が強く残るもので、印象論的な話しになっちゃうけど、膨大な釣り人の釣果を比較したらルアーよりも、時期と場所によって違う魚影。その中から更にヒラメが付きやすい場所がベスト。
カラーもサイズもタイプもバラバラで皆釣っていて、ワームでもジグでもいいんだから、ここはお財布にやさしいダイソージグで!
ヒラメ最強カラーは赤金!と強くおすすめする人がいる一方で、ブルピンが最強って人もいるし、塗装がベロベロ剥げたやつでたくさん釣ってる人もいるんで、鉛の塊に食ってくるんだからきっと何でも大丈夫!
ヒラメをルアーやワームで釣るためのロッドアクション
●サーフのフラットフィッシュ、メタルジグによる完全攻略法
この動画の途中でヒラメは視力が悪いって言ってるけど、目が悪い魚が夜に積極的に動きまわって捕食するんかな?と疑問に思ったりどっちやねん。
●ビーチウォーカー ハウルシャッド&ハウルフィッシュ 水中映像&徹底解説 堀田光哉
ジグでもワームでも基本一緒で、2本の動画に収録されているのは
- ただ巻き
- ストップ&ゴー
- トゥイッチ
- ジャーク&フォール
ジャーク&フォールで疲れたらストップ&ゴーに切り替えたり、フォールで喰う時と、ただ巻きやストップ&ゴーで喰った瞬間のヒキの感じが違うんで、ここは好みで。僕はフォールでグングング~っと引っ張られる瞬間が大好き。
もちろんルアーはダイソージグで!
ヒラメ用のタックル
サーフで狙う時と、漁港で狙う時でロッドの長さが変わる程度で、みんな使っているのは長めのシーバスロッドと、simanoなら4000、Daiwaなら3000クラスのスピニングリール。
- ロッド~9フィートから10フィート(3メートル)くらいで、ルアーが40gくらいまで投げられるミディアムロッド。
- リール~simanoなら4000、Daiwaなら3000クラスのスピニングリール
- ライン~PE1号~1.5号
- リーダー~ポイントによるけど、フロロの16lbから25lb
モンスターヒラメなんて釣ったことはないけど、釣っている人のラインを見ると、万が一90センチくらいのヒラメが食ってきても上げられるようなので、このくらいで十分。
ロッドは安い1万円台だったらシマノのムーンショットあたり。
リールは、軽くて今一番欲しいリールで言えばヴァンキッシュwウェーダー着て、ヒップバックとかベストつけて長時間ランガンするから、全部が軽いに越したことないんです。
まじかってくらい高いから迷うんだけど、めちゃくちゃ軽いんだよね~。でも安物とは別格だし、ある程度ちゃんとしたものを持っているとモチベーションも上がって更に釣りが楽しくなったりするんですよね~。
3000円くらいのロッドに、4000円くらいのスピニングリールにやっすいPEつけて、ダイソージグでガンガン釣り上げてたらかっこいいんだけど^^
函館近郊でヒラメが狙えるポイント
- ベイトが豊富な漁港(どこでもOK)
- ソゲばかりだけど量が釣れる大森浜と湯の川方面
- 太平洋サーフ
- 型に期待できる日本海サーフ&漁港まわり
- 安定の木古内・知内サーフ
- 磯
どこにでもヒラメはいるのは確実だけど、今年はどこを攻めようかなぁ。
殆どいった事がない太平洋方面も行ってみたいんだよな。遠出した時に釣れなかった心の折れ方が半端ないんでできれば大森浜で50センチくらいのあがってくんねーかなと。
最近だと「⇒2019年!日本海の上ノ国と江差の漁港でヒラメ狙い。ベイトたっぷりでヒラメ祭り」日本海は時期になると異常な数です。サクサクっと釣りたいなら、ベストシーズンの日本海に通うのが数も釣れると思います。
ヒラメ釣りで自分のスタイルを築くためのヒントになりそうなサイト
このブログもそうだけど個人の意見はどうしても偏りが出るのでそこまで参考にしない方がいい。基本的な狙い方は一緒ですが、メーカーさんのブログや動画は、商品を売るための紹介を全力でしているだけなので、ちょっとは参考になっても鵜呑みにするのはダメ。
そうなると、自分で調べて通って試して、ボウズを経験しながら考えて釣果を伸ばして行くのが、上達にも繋がって楽しいと僕は思う。そういう自分のスタイルを作るためのヒントになりそうな、説得力高めなサイトがいくつかあるのでご紹介したいと思います。
これを見るとこの時期ヒラメがどう行動しているのかわかるんで、どの時間帯をどう狙ったらいいのか参考になると思います。どの時間帯がランガンして探るべきなのか、もしくはベイトがつきそうなポイントで粘った方が良い時間帯はいつなのか。
ヒラメと潮の流れについてを調べて、更に釣り人目線で考察しているサイトです。グーグル航空写真を使ってポイント選びをする時や、サーフに入ってからヒラメがつきそうなポイント探しに参考になりそうです。
皆さん大好きルアー!ヒラメはその辺の石をプルプル震えるように加工してフックつけて底周辺引っ張ってきたら釣れるとさえ思ってますが、一応視覚に頼って捕食しているんで、色んな条件下でのルアー選択の参考になると思います。
これと合わせて、ヒラメの視力や上記の水産学会誌の行動データを見て一緒に考えると、これだ!ってルアーが見つかるかもしれません。
間違いなく言える事は、高い有名ルアーじゃなくてもヒラメがいたらダイソージグでいくらでも釣れます。ルアーを通すポイントとしっかりレンジキープしてたら釣果的にはあまり変わらないと思う。まぁこんな事を言いながら、いつもルアーケースは満タンに持って行くけどw
釣りたい!と思って、勉強して試して釣果につなげるか。ゲーム性と割り切って楽しむかですね。